会長挨拶

 皆様方におかれましては、時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 

 藤田尚前会長の後任として、この 4 月より会長に就任いたしました針原伸二でございます。皆様のご指導、ご鞭撻を頂戴しつつ、会の発展に微力を尽くす所存でございます。何卒、皆様のご協力と忌憚のないご叱正を賜りますよう、お願い申し上げます。  

 本研究会は4年前に発足し、小さな研究会ながら皆様方のご協力のもと、形を整えながら、今日に至りました。しかしながら、諸々において至らぬ点が多々ございますことも事実ではあります。ホームページを充実させること、研究大会の開催、会誌 (Asian Journal of Paleopathology) の刊行、その他国際学会への会員の参加等々、できうる限り古病理学の発展に寄与しつつ、会の発展に非力ながら尽力していきたいと思います。また、会員、非会員を問わず、幅広い方々に古病理学の面白さを知って頂くためのセミナー等の開催も考えて参ります。  

 会誌 Asian Journal of Paleopathology は、昨年度は諸事情より刊行できませんでしたが、近いうちに、第3巻を発行できるように努めております。一昨年は藤田前会長のご尽力もあり、ISSNの取得を果たし、またジャパンリンクセンターに登録することで論文のDOI付加もできるようになりました。ただ、DOIを付けて公開できたのは、まだ1論文に過ぎず、まだ道半ばという状況であります。どうか、皆様方におかれましては、積極的なご投稿をお待ち申し上げます。古病理学はもとより、動物考古学など関連分野のご投稿も歓迎いたします。また海外のご友人、お知り合いの研究者の方々に投稿を促していただけますよう、お願い申し上げます。

 骨や歯、ミイラなどに残された過去の疾病の情報こそは、超高齢化社会に突入した我が国にとって、大いなる知見と未来の医療へのヒントを与えてくれるものと確信しております。  

 生まれてからの歴史の浅い研究会ではありますが、皆様のご協力を得ながら、この会の発展のため、何ができるのか、皆様方の貴重なご意見を拝聴し、それ取り入れつつ、わずかながらも貢献したく思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 末筆になりましたが、皆様の益々のご清祥とご発展をお祈り申し上げまして、就任のご挨拶と致します。  

2020年 4 月吉日 

日本古病理学研究会長   針原 伸二